春の味覚「素魚(シロウオ)」についてです。
以前、白魚(シラウオ)についての記事を投稿しました。(
コチラ)
その際に、似ていて良く間違えられる魚で「素魚(シロウオ)」という魚がいると書きました。今回は、その踊り食いを食べることができました。
スズキ目‐ハゼ亜目‐ハゼ科‐ゴビオネルス亜科‐シロウオ属‐シロウオ
元気に泳ぎ回っていますね。動画もあったんですが、容量が大きすぎて泳いでるところはアップできないみたい。残念です。
シロウオWIKIPEDIAより引用。
特徴
成魚は全長5cmほどで、細長い円筒形の体形をしている。
体はわずかに黒い色素細胞がある以外はほぼ透明で、眼球・うきぶくろ・脊椎等が透けて見える。ただし死ぬと体が白く濁ってしまい、体内の構造は見えなくなる。メスは腹部に黒い点が1列に並ぶのでオスと区別できる。吻は丸く、
口は眼の後ろまで裂け、下顎が上顎より前に突き出る。顔つきはハゼ類の特徴がよく現れている。
以上引用終わり。
そうなんです、体が透明なのには驚き。それに、口が大きく広がっていて、目も前のほうに付いてるので、人間の顔みたいに見えるんです。カワイイですね。
素魚は、あちこちで獲れるみたいですが、産地としては佐賀、長崎あたりが有名なんでしょうかね。顔は人間みたいな顔して、まあハゼの仲間といわれてみると似てるような気がしますね。そういう意味では、白魚とは確かに違いますね。白魚は、キュウリウオの仲間になるのですから。(
それについてはコチラ)
白魚(シラウオ)。やっぱり、似てるようで、よく見ると全然違うよね。
活での輸送は、例によってエアカプセルが使用されています。
やはり、かなり丈夫なビニールに入っています。多少のショックじゃ破れませんね。
輸送、保存の際は5℃くらいの温度帯がよい。ちょうど、野菜室程度の温度ですね。暖かくしすぎても、冷たくしすぎても弱ってしまい、最悪死ぬ。死んでしまうと、ソッコーで白くなってしまうそうです。
さて、早速食べてみましょう。
@
袋からあけて粘りとかがあるので、大きいざるとボールを使って、さっと水道水で洗う。この時に、小さいのでやると、めちゃピチピチ跳ねるから、逃げられてしまいます。袋の中で、弱った振りしていていも、結構生命力が強くて、意外に元気。
A
すくう。それ用の器具なんてないから、あく取りで代用(笑)金魚すくいの要領で。
B
ポン酢に入れる。このときむちゃくちゃ暴れるから、マジで深めの器を使うことを推奨いたします。
この時の様子を動画で収めました。
C
箸で上手い事つまんで口へ運びましょう。
口へ運ぶと、やはり人間の温度が高すぎるのか、大人しくなります。しかし、活きのいいやつは舌の上でクネクネしているのを感じることができます。それを、ゴクリと飲み込むもヨシ、敢えて心を鬼にして噛み潰してほのかな苦味を楽しむもヨシ。両方試してみるのも良いでしょう。まあ、残酷という意見もあるでしょうが、これは春のイベント、文化と捕らえて頂ければ良いでしょう。味は、まあよく分かりませんが個人的には美味しかったです。
よく聞かれるのが「胃の中で動いてるのって感じる?」ということなんですが、そんなわけねーだろ!!ってのがDJカニの回答となります。めちゃくちゃ獲れたてで、激烈に鮮度が良いものならそういう事もあるのカモ(あるのか!?)しれませんが、とりあえず感じることはできませんでした。
ちなみに、シロウオは「素魚」と書きます。素人(シロウト)と同じ読み方、と覚えていただけると、白魚との区別がつくんじゃないでしょうか。と、気付いたので、最後にしたためておきます。
もし、どこかで見かけたら、せっかくなんで食べてみてください。食べるのがかわいそうなら飼育してあげてもいいんじゃないでしょうかね。笑。