2014年08月13日

焼尻のウニを求めて キタムラサキ サフォークも

焼尻に来た目的の一番は、ウニを確認すること。焼尻はどんなウニなんだろう。島の数少ない食堂「島っ子食堂」であれば間違いはない、という事だったので、行ってみた。

でも、焼尻にはサフォークという、羊もいるので、そっちも食べないと。だから、朝から何も食ってない。

「島っ子食堂」

屋台みたいなお店だ。おばちゃんと、バイトの女の子が一人。ノンビリやっている感じだった。8:35に焼尻について、一時間、観光タクシーで巡って、資料館を見て、からだったので、10時過ぎくらかな。おばちゃんと、知り合いであろういろんな意味(部分)で、でっかい女の人と話をしていた。

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「今食事いいですか?」と聞くと、「早いね、本当に食べるの?」とふてぶてしく言ってきた。まあ、田舎じゃこんなん普通で、慣れていたので、「すんませんね、何も食ってなくて」と告げると、「あいよ、待ってな」と言って、炭に火を着けはじめてくれた。バーナーで炭を一気にあぶるのでそう時間はかからない。話していたでっかい女の人は、どこかに行ってしまった。

サフォークのジンギスカン

まずは、サフォークから。サフォーク種という種類のめん羊。焼尻で生産されている。これらについては、また別途、島めぐりとして、時間のあるときに投稿しましょう。顔が黒くて、毛が黄土色の羊。高い値段で、東京の有名フレンチとか、そういうお店で提供されている、らしい。

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半生で、十分食えるみたいで、味付けは、どっかで売ってそうな塩こしょうを渡される。

早速、食ってみる。
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はっきり言ってめちゃ旨いわ。なんて言ったらいいのか、よくわかんないけど、コクがある羊の肉。臭みは全く無い。筋ばっては全く居ないが、歯ごたえもいい感じ。思い出すだけでも、よだれが。こんな肉があるのね。ただ、高い。まあ、しゃーないんだろうけど。でも、せっかく行ったなら、食うべきだな。うまいよ、マジで。


焼尻島のウニ

さて、小手調べはここまでにして。本命のウニ。聞けば、焼尻で提供しているのは、現在はキタムラサキがメインだとか。高くて、バフンは扱えないらしい。でも、焼尻島では、キタムラサキもバフンも両方獲れるそうだ。じゃあ、バフンはどこへ?「買い屋(貝屋?)」と呼ばれる、ウニを買い付けて明礬板ウニや、塩水ウニパックにして、出荷している業者だ。たとえば、「おがわ」という業者さんもそれにあたるらしい。

当日は、バフンの漁だったそうで、買い屋にそっくり持っていかれたらしい。売り先が無いから地元の人らには手が出せないとか。食堂で出しても、観光客でさえも食える値段じゃない、と嘆いていた。積丹が不漁なのがすべての元凶だ、と言っていた。

今年は、どこ行っても獲れない獲れない。気候、海草の生育のしすぎ、だけなんだろうか。わからなくなる。

そして、焼尻島では、ウニは漁師さんが獲ってきて、殻のまま業者さんや、食堂に運び込まれてくる。利尻なんかでは、漁師さんが剥くところまでやって、上場・入札という事だったので、えらい違いだ。焼尻島は人口が230人、高齢化した島だということで、組織的な動きは難しいんだろう。個別に、必要な分だけウニを殻ごと渡してしまう方が効率的なんだろう。

さて、肝心のうに丼。今年はやっぱり獲れないらしく、高いけど堪忍して、と。他の産地のうに丼の値段をものすごい気にしていました。他のところの大方の相場感を伝えると、ホッとした表情をしていました。不漁の原因は、海が荒れて小船が出せない事らしい。

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「島っ子食堂」うに丼。キタムラサキ。前日漁獲されたムラサキ。当日は、バフンの漁だったそうで、買い屋に持っていかれたらしい。売り先が無いから地元の人らには手が出せないとか。

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鮮度はいいですね。

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色が非常に濃い。イメージしているムラサキより遥かに色が濃い。素人ならバフン?と思わせるような中間的な色だ。

観光タクシーのじいちゃんが言っていた。焼尻のウニは、海草以外にも、陸上の葉っぱも食べるから、うまいんだ。昆布だけだと、味が単調でいかん、と。その辺の賛否は好みなので、なんとも言えないが、DJカニとしては、こんな濃厚なムラサキは初めて。こりゃすごいわ。味もとにかく濃厚で複雑ないろんな旨みが感じられる。昆布を中心としたPUREなウニとは一線を画した、焼尻独特の進化を遂げたムラサキなんだろう。

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時期も最高。超食べごろの現れる、「白いネバネバ」もしっかりある。つか、これ本当にムラサキか!?

粒の輪郭もしっかりと残っているし、一粒一粒の中のつぶつぶもしっかりと立っている。まさに鮮度の証。
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いや〜、参ったねこりゃ。感動だわ。

ムラサキ一つとっても、こんだけ独特な風味が出てくるんだ。海の与えるエサからくる違い。こんなにも違ってくるなんて。

人間に応用したときに、変なもんばっかり食ってると、自分の身が臭かったり、変な味になるのかな、と思うと、自身や家族の口に入れるものはちゃんとした自然の恵みを頂きたいものだ。

焼尻のムラサキ、しっかり堪能しました。しかし、島加工が無い中で、なかなか流通が難しいんだろう。いわゆる買い屋さんに産地を聞いて、焼尻産がある、ということであれば、あえて焼尻産を選んで食べる事は十分に価値のあることが分かった。

味、品質、流通についても確認することができて、良かった。いざ天売へ。でも腹いっぱい。








posted by DJカニ at 00:04| Comment(0) | うに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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