2014年08月13日

天売のウニを求めて 「てうり亭」ムラサキの概念が変わる

天売に上陸。正直その時点では、腹いっぱいだったので、お店が閉まる際に行こうと思い、まずは行く予定にしていた、「てうり亭」へ行きました。そこは、15:30が店じまい。「14:30すぎくらいにまた来てもいい?ウニ丼なんだけど」。「いいよ、待ってるわ」。ということで、ブツの確保は完了。その時点で、お店はすげー混んでいた。フェリーを降りて、お昼を食べる人でにぎわっていたのだ。

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天売島は、焼尻に比べて、民宿の数が多い。今回もフェリーさえしっかり運航すれば(天候の関係)おろろん荘というところで一泊するはずだった。そこでは、ウニをとにかく食わしてくれ、とお願いしていたので、あわてて食堂に行くことも無かった。

しかし、そうも言ってられない。しかも、今回は、利尻島での反省を大いに活かして、フェリーターミナルのまん前にあるお店を迷わず選んだ。観光相手で何が悪い。今はそんな気持ちです。

「目的は何だ?」

「ハイ!ウニを食うことであります!」

「なら、まずはブツを確保できるところ!次にある程度の量が回転している事!」
「知ったふりして、穴場探そうとすんじゃねぇ!かっこつけんな!」

「すいませんでした!!」

そういう事です。

到着が12時だったので、2時間半で腹をすかせないと。ということで、レンタル原付で、島を回ることにしました。バイクって結構疲れるから、大丈夫。原付で島を3周しました。これについては時間のあるときに投稿しましょう。

さて、てうり亭に行きまして。待ってましたよ、と声かけを頂く。時間をずらして、予約していってもらったほうが本当にありがたいわ。ということだった。混んでるときはてんやわんやで大変らしい。

こちらも気分が良くなり、いろんな場所を巡って、いろんなウニを取り寄せたりして、ウニを食い歩いている、という事を伝えると、向こうもやる気を出してくれた。

「おまけしといて、多めに盛っといたわ!」という事で、すんげー量だなこりゃ。ありがとう!
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色に注目!

天売も焼尻同様ムラサキだ。

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色、濃くない?焼尻にも増して、というか、それよりもかなり。

運ばれてくるなり、思わず「色すごくないっすか?めちゃ濃いしょ?」と。「お客さん、さすがだね。これは、バフンに負けない唯一のムラサキだと思ってるんだわ」。確かに。。。色、この写真だけだと、薄めのバフンって言っても騙せちゃったりするかもしれない。粗野に乗せてある刻み海苔も天売の素朴さを現している。

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前日獲れたウニ。活かしとして、今朝剥いたんだと。粒も当然しっかり形になっている。

一粒一粒の表情を読み取る。
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肝心のお味は。!!!???旨い!!濃い、濃い。なんじゃ!!

ムラサキのレベルを遥かに超えた旨み。とさまざまな風味。「昆布だけじゃなくて、いろんな海草がいるから、それ食ってるから、いろんな味がするんだよね」。

さすがに陸上の葉っぱは食っていない様だ(焼尻も陸上の葉っぱを食ってるってのは、半分信じてないけどさ)。焼尻と比べて、濃厚さは同程度だが、昆布(他の海草も)の旨みをPUREにストレートに伝えてくれる。それをウニ自身の旨みに素直に変換させている感じ。

また、ムラサキ特有のフレーバーもそれはそれで持ち合わせていて、粒のサイズも大きい。なので、食べ応えも十分。これで、満足しない人いるのかな。お店の人は、半分騙されて札幌から引っ張って来られて、当初ムラサキなんて旨くねーだろ、って思っていたらしいが、天売に来てムラサキの概念が変わったんだとか。DJカニも全く同様です。焼尻で??となり、天売で概念が覆る。すごい体験をしてしまった。

天売も、殻付のまま、お店に運ばれる。それを剥くのもお店の仕事。多忙なときは、ウニはあるのに、剥けて無くて、品切れなんてときもあって、お客さんに怒られてしまう、らしい、なんて笑いながら話しているあたり、天真爛漫な天売っぽいエピソード。お店で剥くことで、洗う回数が少なくて、濃厚さ、ある意味でのさまざまな旨み(雑味)も残るのかもしれない。それも含めて天売のウニの味なんだ。

いろいろ話していると、天売の平目も旨いんだ、という事で、サービスしてくれた。かなり量あるんですけど、いいんでしょうか?ここは素直にありがとうございます!
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確かに、インタネで、こっちの平目は絶品なんて見たことがある。どれどれ。シメシメ。こういうことは、話し込めるからこその楽しみ。いつかは、提供する側にまわりたいね。世の中に恩返し。

今朝揚がった平目らしくて、寝かしているところだが、まあ、食べてみて、と。かなり厚切り。
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もちもち感がすごいよ。確かに旨みはまだ感じられない。二日後、、、想像してみる。じゅる。。。この魚、ちゃんと修行した料理人がイジったら、どんな料理に化けるんだろう。すんごい事になるだろうね。けどさ、浜の粗野な刺身がまたいいんだよ。カッコつけずに、「うまいしょ?」そういうやり取りが出来る幸せを感じましたね。

そして、食後のコーヒーまで出してくれて、今後の水産業のあり方について、出航ぎりぎりまで、話していました。やっぱり、みんないろいろな問題意識を持っているんだと。しかし、感情とりくつのはざ間で揺れ動いている現実もまた然り。何がしかの、力になってもらえたらなんて言葉も頂いたが、まだそんなレベルにない自分にもどかしさも感じた。



とはいえ、これまた非常に勉強になった。正直、天売でムラサキの概念変わった。これは、上手くは伝えられるかは、わかんないけど、やっぱ、島に、現場に行って食ってくれ!札幌からなら、羽幌なんて近いから。すぐ高速船でさ!

今回、焼尻、天売を弾丸で回ったけど、島に渡れたことだけでも、本当に良かった。運が良かった。

予想通り、翌日は、道内の離島行き・帰りの船は全て運休であった。






posted by DJカニ at 01:13| Comment(0) | うに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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