
仙鳳趾漁港

厚岸の牡蠣は数量がたんまりコとあります。しかしながら、どうやら、仙鳳趾の牡蠣は数量が少ないらしいですね。それなのに、ひっぱりダコだとか。販売サイズはM、L、2Lらしい。メインは、M、L。2Lも無くはないが、数量が少なくて、あまり販売はしていないらしい。それより大きいサイズは契約している得意先にしか出さないと。

カゴに入っているのは、基本的にM。一個長いのはあるのがL。確かに、サイズはLのほうがでかいですね。
水揚げの様子
天気は良く、仙鳳趾漁港を訪れる。漁船がいる。中には、水揚げを行っている方々もいらっしゃる。

水揚げした牡蠣をお父さん方が、スコップで叩き割って、バラバラにする。

殻に付いた、フジツボや、ゴミをヘラを使って、綺麗にする。それは、お母さん方の仕事。子供がはしゃぎまわるから、若いお母さんは仕事に集中できていないようだった。なんとも、いい仕事を見せていただきました。

仙鳳趾の真牡蠣
仙鳳趾の真牡蠣の特長は、まずは「味」でしょう。対岸にある「厚岸」のモノがDJカニの中で基本の基準になります。厚岸のモノはまさに「海を食っている」という感じ。荒々しい海の味なんですよね。それも当然ヨシ。旨いんですよね。それに比して、仙鳳趾のソレは、海の味はキッチリあるものの、甘み、クリーミーさが加味されて、マイルドな旨味を演出してくれる。
次に、上げられるのは「ハズレの無さ」でしょう。釧路の居酒屋さんで教えて頂いたんですが、仙鳳趾のモノは開いてみて「ちっちゃい!ダメだこりゃ」というものは無いということです。そこで、現場で確認や!という事で、浜で6個だったか8個だったか、開いて、生牡蠣ちゅるん、したんですが、全て満タンに身が入っている。厚岸の牡蠣はどうしても、いくつかは身が小さいものも混ざってしまうということ。だから、厚岸のものはいくつか入れ目があるということです。仙鳳趾は、その必要が無い、ということですね。
今年の冬は、仙鳳趾の牡蠣を扱おうと思いましたね。当然、厚岸も良い訳で。どっちも良いから、悩みは増えるばかりです。
漁期
6月から漁期だそうです。そして、夏に一度品質が下がってきて、秋口から卵(らん)を放出してから、再度品質が良くなっていくそうです。10月半ばあたりからがキチンと良い時期なんでしょう。