2014年11月12日

北海道ししゃも漁獲概要 〜H24 北海道水産現勢より〜

北海道ししゃも漁について、調べて、まとめました。ソースは「北海道水産現勢H24」のデータ。非常に分かりやすいデータでした。

※正直もう「ししゃも」を「本ししゃも」というのは止めたいと思い、記事内で「ししゃも」と言えば世間様で言う「本ししゃも」という事で書いていますので、そのように認識してください。「カラフトシシャモ」についてはそのように書きますし「カペリン」と書くことにします。場面によっては「本ししゃも」という表現もあると思いますが、このようにしたいと考えています。と、言うのも、実際に見て、食って、触れてをしていると、やはり異なる種類の魚なんだな、と改めて実感したからです。それに、カペリンにも悪いですしね。


ししゃもの魚の話については、こちら
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白糠漁港でのししゃも。


◆北海道の漁獲量の変化(H19〜H24)

H24:939MT 1,395,214千円 @1,486/k
H23:1,052 955,143 @908
H22:1,400 1,115,619 @797
H21:1,242 1,330,490 @1,071
H20:927 1,370,957 @1,479
H19:1,310 1,465,740 @1,119

・ここ最近は、漁獲量は、900MT〜1,400MTの間で推移
・単価は、年によってかなり異なってくるが、H22と23の安値の原因は不明(現場で聞けば分かるんだろう)
・ちなにみ、H24で、さけ11.4万トン。さんま12.8万トン。ひらめ1,003トン@864。あいなめ1,019トン@208という事で、いかにししゃもの漁獲量が少なく、しかし、高単価であることがおわかりいただけると思う。ひらめよりはるかに高い。

image.jpg


◆総合振興局/振興局別生産高
石狩、後志、檜山、渡島、胆振、日高、十勝、釧路、根室、オホーツク、宗谷、留萌のうち、以下の4つが対象となります。

・胆振(むかわ、厚真):2.34%
22MT
47,523千円
@2,160

・日高(えりも):4.47%
42MT
49,140千円
@1,170

・十勝(広尾、大樹、豊頃、浦幌):49.2%
462MT
621,185千円
@1,345

・釧路(白糠、釧路市、釧路町、厚岸、浜中):44.0%
413MT
677,267千円
@1,640


‐漁獲量について
一番有名な「むかわ町」のある胆振において、2.34%というのは聞いてはいたが改めて驚き。一方、十勝、釧路地方にはししゃもが産卵をして、産まれてくる川が存在していて(十勝、釧路にある6つの川でしか産卵をしない)、鮭のように産まれた川へ帰っていくことを考えると妥当なところなのかもしれない。それに、放流事業も頑張っているとお話をうかがってきた。胆振、日高管内には産卵をする川がない、ということなので、それを考えると頷ける。

‐単価について
やはりブランド力のある鵡川町を抱える胆振の価格は高い。単純に取れないから高いという考えもあるが、高くても売れるということを示しているのだと思う。やはり高単価の売り場のある釧路管内は、十勝管内に比べて単価は高くなっていることからも、そのように考えられるのではないかと思う。そう考えると、やはり価値を知ってもらって、高い値段であっても楽しんで食べていただけるように、地道な販売努力、より美味しい加工などにつとめて、ブランド価値を高めるのが良いのだろう。
現場に行って思ったんだけれど、沢山取れるところは、あるタイミングで一気にししゃもが揚がって来るために、扱いを雑にしてしまったり、加工を手抜きでやってしまったりしてはいないかという、想いも湧いた事は確かであるし、是非とも最高の美味しさを目指して欲しいと強く思ったわけであります。

image.jpg


次回は、市町村別の数字も見てみたいと思います。そちらは、ししゃもを食べに行くときの時期や場所の参考、目安になると思います。

posted by DJカニ at 23:27| Comment(0) | ししゃも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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