2014年12月30日

甘エビ 〜ホッコクアカエビ〜

甘エビ。皆さんもご存知でしょう。また、ちょくちょく食べていることと思います。価格もそこそこ、それでいて非常に美味しい。なかなか今時、安くて美味い。安定して漁がある。という魚も少ない中でとても貴重な存在ですよね。

image.jpg


image.jpg
十脚目‐抱卵亜目‐タラバエビ科‐タラバエビ属‐ホッコクアカエビ

甘エビは、「甘エビ」の他に、「南蛮エビ」とも呼ばれますよね。標準和名は「ホッコクアカエビ」と言います。

漁獲される場所は、北海道であれば、日本海側、そして、噴火湾・太平洋西岸(噴火湾からぐるっとえりもまで)、太平洋東岸(えりもから根室あたりまで)でしょう。そして、やはり甘エビと言えば日本海ですよね。

特に、増毛、羽幌がとてもウリにしています。そこらへんの甘エビは、色も非常に深くて鮮やかな赤、フェラーリレッドと言っても過言ではない。当然、鮮度もバッチリ(というか活きてる)訳ですよね。

もちろん本州でも、寒いところだと獲れると思います。

甘エビというのは、タラバエビの仲間ということで、大まかな仲間としては「トヤマエビ(ボタンエビ)(コチラ)」「ゴジラエビ(コチラ)」「ブドウエビ(コチラ)」「シマエビ(モトロゲアカエビ)(コチラ)」「北海縞えび(ホッカイエビ)(コチラ)」

ブラックタイガー、バナメイ、ホワイトとはまた別のくくりになりますね。

この写真の甘エビは、卵を抱いています。甘エビの卵は、青緑なこんな感じの色なんですよね。
image.jpg

初めてみた人は「えっ!?」という反応をしますが、無理もないでしょうかね。でもプチプチして美味しいんです。名古屋地区の人は抱卵状態のものを好んで食べるようです。冷凍モノでもそういう指定でオーダーが入るようで。名古屋人らしい発想だなと思います(DJカニは二年間名古屋に住んでいて、名古屋には恩義を感じているので、微笑ましい、という意味で書いています。もちろんDISってません)。

生態として、産まれてから、先ずは「オス」で5年過ごします。6年目から「メス」に性転換します。オスとしての成熟は3歳〜となります。MAXで11年生きるらしい。昔シマリスを飼っていたが9年で逝ってしまった。それよりも長いってすごい。

また、漁獲対象となるサイズ(頭の殻の長さ)としては、オスは20mmなのですが、メスであれば25mm以上です。


味は、と言いますと。もう皆さん知ってますよね。身は柔らかく、粘りがあり、独特の甘みがありますよね。あの独特で強い甘みの理由は魚介類の甘みの主成分の「グリシン」という遊離アミノ酸の含有量が、車えびなどに比べて圧倒的に高いことによるものです。車えびは生で食べても全然美味しくないです(以前活モンを築地のセリ場で食わしてもらった)。甘みは、当然漁獲直後より、少し経ってからのほうが出ますよね。身の柔らかさ・粘りは、筋肉に含まれるコラーゲンの種類と含有量が他のエビと違うかららしい、この辺はまだよく分かっていないみたい。

用途は、やっぱり刺身!でも、味が濃く出るので頭は味噌汁にしても最強!羽幌なんか行くと甘エビラーメンもあるようです。塩振って焼いても旨いしね。


さっきも書きましたが、現在、漁獲がある程度安定していて、価格もそこそこという魚はあまりありません。なので、言い方はちょっと悪いですが、あるうちに、手ごろなうちに楽しんでおきたいですね。安いからと言って侮るなかれ!!






posted by DJカニ at 08:00| Comment(0) | えび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。