しかも、DJカニが求めているようなお店はなおさら。
相棒が、ここなんてどうですか?といざなったのが、狸小路5丁目にある「大・厚岸」というお店。こじんまりカウンターが10席くらいかな。
魚関係のお店のようだが、、、まあ入ってみるか。と行くと、厚岸に関連するメニューが多いお店のようだ。
場も暖まった後半で大将を話をしていたが、厚岸出身の方で厚岸のモノを食べてもらいたいという想いで出店されたとのこと。非常に熱い方で、とても感銘を受けた。
まずは、クラシック生で乾杯。サッポロクラッシックというのは北海道限定で出ているビールの銘柄。いわゆる普通のビールの中では一番好きなビールで北海道ではポピュラーなもので非常に人気だ。

さっそく、オーダー。まず目に入ったのが「白魚(シラウオ)」の刺身。まあ頼んでみるか。。。

で、デカ!!??

こんなデカいシラウオは初めてみた!!下味もつけてあって非常に旨い!!いや〜、自分の見聞の狭さに反省しきりです。。。
次に、北釧サバ(最近釧路あたりでサバをブランド化させようとしているらしい)の〆サバ。釧路のサバを意識して食べたことは無かったが、脂の乗りもよく、サイズも大きめのサバ、という印象だった。なるほど、これも食べたことが無かった。

さらに、灯台ツブの塩茹で。ツブは刺身や、醤油などで煮付けたものや単純に焼いて醤油をかけたもの、という印象だったが。。。単なる塩水で茹でたもの。めちゃくちゃ旨い。これにはうなりましたね。塩だけでこんだけ旨いとは!!??まさに感動ですね。灯台ツブはそんな高いものではないのでリーズナブルに自分でもやってみることができますね。厚岸では普通の食い方なんだそうだ。

最後は「牡蠣の昆布焼き」。どんなのが出てくるかと思ったら。。。

なるほど、、、すごい。これは考えたことがなかった。厚岸産のオニ昆布(大きくて厚い昆布)の上に剥いた牡蠣を乗せて焼く。牡蠣に昆布の味、旨味、香りが乗る。これはめちゃくちゃ旨いわ。ちなみにオニ昆布とは羅臼昆布と同じ種類。羅臼昆布の標準和名がオニ昆布ということ。厚岸でも獲れるのね。世の中知らないことだらけですね。

今回、食べたものは、どれもこれまで食べたことのないもの。こんなものが北海道にはまだごろごろしているわけだ。やはり、現場回って、色々な方からお話を聞いて、自分の眼と耳と舌と心で感じなければいけないと痛感した呑みでした。途中、躁状態になり大将にうるさいと怒られていましたが、そのくらい感動したのです(言い訳)。
また、行こうと思います。