2016年04月28日

九州の醤油を求めてB 糸島「ふくふくの里」と牡蠣小屋

福岡二日目は糸島という所へ行ってきました。糸島というのは、今移住したいランキングでも上位の場所らしく、確かに、海アリ、山アリ、ノンビリしたところです。非常にいいところだなと思いました。

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まずは、田舎の販売所「ふくふくの里」へ。ここは、地元の魚、野菜、調味料、その他モロモロ売っております。品揃えも鮮度も良く、にぎわっておりました。
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迷わず鮮魚コーナーへ。さすが九州。DJカニの知らない魚もちらほら。知っていてもサイズ違うっしょ!!って魚。
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紋ゴウイカ。でけぇ!色あいもグロテスク。。。

サイズもいろいろみたいですね。
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でっけーボラも。
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ヒラメ、めばる?なんかもいましたね。
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これは??
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ハァハァ、呼吸困難になるくらいハァハァ言ってました。台所があれば、、、。無念。これが渡世人の辛いところよ。

◆醤油イロイロ。
今回の目的は醤油。ここはしっかりと確認!!
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イロイロあって、何が良いのだろう?というか、どれもいいんだろうケド、全部買うわけにもいかんし。。。悩ましい。

なかなか、迷った挙句、これをGET
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ついでに、寿し酢も試してみましょう。この寿し酢は佐賀のモノのようで、どんな味付けなのかな。最近は、北陸の寿し酢が多かったので違いに期待大ですね!!

◆オマケ
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ついでにって訳じゃないけど、牡蠣小屋に行ってみました。4月一杯営業しているようです。真牡蠣ですね。ここの牡蠣小屋は生牡蠣は供していないと。生牡蠣は、いろんな設備がいるので、それに見合う売上げがないのかな。とにかく設備投資はキツい。。。それだけ売っていかないといけないというコトですからね。

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とはいえ、DJカニは焼き牡蠣の方が好きなので、特に問題はありません。九州の養殖真牡蠣は初めてなのでちょっと楽しみ。
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この季節にして、身入りもいい感じですかね。ちょっと卵もちもあったかな。味に関しては、上品な感じもありつつも塩味もしっかりとあり、なかなかシブい味わいでしたね(シブい味があるというわけじゃないですので勘違いしないでネ!)。個人的には好きな味、だけど、もう少し、荒々しさもあっても良いのかな。でも、一般的にはちょうど良いのだろうと思いました。

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久しぶりに、浜へ行き、焼き牡蠣を食いました。ここ最近張り詰めた気持ちがずっと続いてて、ややしんどいな、と思っていたので、いい気分転換になりました。やっぱり、海辺、浜、漁港へ行くことで自身の原点を見つめなおす、思い出す、それを食べてくれる人に届けたいんだ、という気持ちがしっかりと意識の上に認識されたを感じました。

何か、迷ったときは漁港へ行く、そして、原点を取り戻す。重要性を感じました。


posted by DJカニ at 12:42| Comment(0) | 調味料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月22日

九州の醤油を求めてA 長浜の市場会館にある魚居酒屋→屋台

福岡にすむEちゃんにどっか連れてってとお願いして、どこへ行こうかと。当然「魚が食べたいな」とリクエスト。したら、長浜が良いね、ということで、長浜集合。長浜?なんか聞いたことがあるような。赤坂という地下鉄の駅を降りて、歩くこと約10分。

ここ、来たことあるわ。後輩の結婚式のときに、ここの回転寿司で飲みまくって騒いですげー嫌な顔された。。。反省。

そして、長浜は福岡市中央卸売市場がありますね。
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確かに市場会館なら、いい店ありそう。ソワソワ。
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そして、合流。「博多魚がし」というお店。魚屋さんが経営している。
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そして、当然!「地魚刺身盛り合わせ」
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真ん中は、当然「ごまさば」。

いや〜、旨かったね!!個人的には、ゴマサバが一番旨かったかな。後は、イカ、アジ、サヨリ。ゴマサバもお店によって色々違うみたい。けど、ここのはホント旨かった。帰りにここのオリジナルのタレ買っちゃったもんね!これはいい!!DJカニの魚屋でも扱おうと思っていますので、開店したらお楽しみに!!

ここで、ホールのおかみさんに醤油のハナシをしたら、二種類の醤油を出してくれまして、確かにそれぞれ違いがある。県外の人とお見受けということで、最初はライトな方を出してくれていたみたいで、後からより甘いほうも試してみました。

うーむ、なるほど、こういう感じね。と舌鼓を打ちながら刺身を頂きました。


そして、移動。屋台へ。小金ちゃんという有名なお店、人がいっぱい。焼きラーメンを始めて作ったところらしい。
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ここには入らず、、、移動。
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花山天神さんという屋台に入りました。
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メニュー(一部)
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大将が骨のある方で、非常に楽しく過ごさせていただきました。焼きラーメンもうまかったし、羽根付き豚足なるものも初体験。屋台文化うらやましい!!
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常連さんが、観光客に絡みまくるのも、見ていて楽しいし、それが文化なんだろうと。


posted by DJカニ at 01:00| Comment(0) | 調味料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月21日

九州の醤油を求めて@ 福岡県醤油工業協同組合を訪ねる

魚屋を始めるという事を話したら、何人かの人に立て続けに「九州の醤油ってどうなの?」と聞かれました。「美味しいらしいじゃん、扱えば」見たいな感じ。

ただ、正直北海道って醤油に対するこだわりって多分あんまりないんじゃないかなと。浜に行くと昆布醤油とかの独自性のある商品はあるけど、そもそもがこだわりの醤油っていうのはあまり聞いたことがないような。

なので、自分の不明を恥じつつ、じゃあ九州行くか!ということで行ってきました。
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羽田から飛行機で福岡空港へ。そして、まずは良く分からないので博多駅へ。

さて、どうしたものか。行くことが決まってから、福岡在住の友人Eちゃんに聞いたら「福岡県醤油工業協同組合」なる団体が存在している模様。ならば、まずはそこを訪ねるのが筋だろう!ということで突撃〜。

HPはこちら。
http://fukuoka-as.jp/

場所は、博多駅から10駅くらいのところ。天拝山という駅で降りてタクシーで10分くらいですかね。帰りは、バスに乗って二日市という駅から帰りましたが。
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立派な建物。看板。
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この団体は、現在県内の中小零細の醤油蔵が106社加盟しているということです。沢山のボトルが展示されていました。
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いきなり訪ねたにも関わらず、Yさんという職員さんが非常に丁寧に対応して下さいました。有難いね!!そしてDJカニの第一声「と、言うか。そもそも醤油って何なんですか?」。失礼きわまりないとは思いましたが、調べても良く分からなかったので、聞くは一時の恥、ということでぶっこんじゃった。

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「では、醤油の作り方を説明すると分かると思います」ということで、そもそも醤油の作り方を教えていただきました。

【醤油の作り方】
※聞いたことをそのまま書いています。多少色々と違いがあるやもですが、まあヨシとしてください。
@大豆を蒸す
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A小麦を炒る
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B麹を混ぜる
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 この@〜Bを混ぜ合わせたものが所謂『こうじ』と呼ばれる。なので、この工程が『こうじ』を作るという工程になるそう。
C『こうじ』に食塩水を混ぜる この作業を仕込みというそう。
Dこうじ+食塩水を熟成させて『もろみ』にする 半年から一年くらいだそう
Eそれを絞ると『生しょうゆ』が出来る
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F最近は、ボトルの改良により生しょうゆが出回るようになったが、それ以外にも当然火入れをしたものがやはり主流。火入れは殺菌、香り出しに寄与するという。
G上記ものに、各生産者ごとの色を出すのに、添加物を加えたり、各工程の時間、方法を変えたりするんだということ。

おおまかにざっとこんなかんじだそうです。全く知らなかった。そして、Aの小麦でなく米、Cの工程で食塩水じゃなく、塩をくわえると味噌になるのだそう。。。うぎゃ!!目かららウロコが!!出まクリスティ!!

◆では、九州の醤油は何が違うのか
Cの仕込みの段階で、食塩水に加えて、アミノ酸や各生産者ごとの添加物を加えるのだそう。それにより、独特の甘みや旨味がでるそう。
ここで、勘違いしないで欲しいと念を押されたのが、アミノ酸や添加物を加えるということで、添加物に対して(気持ちの上で)アレルギーのある人が、過剰に反応するときがあって、説明が実に難しいのです。という事が悩みらしい。その辺は辺に解釈しないでもらえたらと思います。

◆うまくち、さしみ用とは?
そして、各社で「うまくち」「さしみ」といった表示がある。それは、特に業界で統一された基準があるわけではなく、各社の判断で「うちはこれを、うまくちとしよう」とか、そういう感じらしい。さしみもしかり。ただ、一般的にはさしみのほうがよりどろっとしている。それは、刺身に醤油を付けたときにサラッとしていたら落ちてしまうから粘性が高いほうがよいのだとか。うーむ、なるほど。

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いや〜、マジで勉強になった。これ知ってると知らないじゃ、えらい違いでさ。本当に有難い!!

いきなり行ったにも関わらず、対応くださりありがとうございます!!


◆番外編 二日市駅
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二日市って多くは無いが温泉街?があるみたいで、駅もそんな感じだった。
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待合所には、昔ながらの観光案内所みたいのもあって、なんだか、寅さんになったような気持ちに。まあ、あちこちフラフラしているDJカニなので、もともと寅さんっぽいとは言われていますが、、、病
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疲れていたので、あえて鈍行で帰って汽車の中で睡眠をとりましたよ。気持ちよかった。
posted by DJカニ at 18:58| Comment(0) | 調味料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする